23.030504 芝メルパルクホール
INTERACTIVE LIVE SHOW "LIMBO-54"(平沢進)

さあ戦場から惨状だけ聞け!

SE::SOLAR RAY

01 狙撃手
02 祖父なる風
03 CAMBODIAN LIMBO
04 Siren *セイレーン*
05 INDRA(多分)
06 庭師KING
07 橋大工
08 ツオルコフスキー・クレーターの無口な門
09 TOWN-0 PHASE-5
10 我が心の鷲よ 月を奪うな(プラネット・イーグル)
11 LOVE SONG
12 帆船108
13 BLUE LIMBO
14 HALO
15 LIMBO-54
16 高貴な城
17 サトワン暦8869年

EC ルペド(赤化)

SE:賢者のプロペラ

と言う訳で行って来ました平沢インタラクティブ。5年ぶりくらいかな?Sirenの頃以来だから。
メルパルクホールは、入り口あたりに溜まる余裕が無いので、歩道に人がわんさかいました。ぎりぎりに来て正解かも。ま、平沢以外で来た事無いんですが…(笑)

せっかくだからグッズも紹介。

Tシャツ(青・白)
キャミソール
LIMBOの4つの"しるし"が胸元に。サイズはメンズとレディース。
(キャミソールはレディースのみ)
青は蓄光。櫻井デザインのキャミソールセットっていくらだったっけなーオイ。
青 \3500
白T・キャミソール
\3300
ピンバッジセット ピンバッジ、携帯クリーナーストラップ、ドッグタグ、キーマスコット
それぞれに「しるし」が1種類ずつデザイン。
¥1000
ベルトポーチ スタンディングに向きそうなポーチ。フタ部分に4つの「しるし」がデザイン。
肩ひも付きでポシェットにも。携帯も入れられます。
(ってゆーかコレむやみやたらと匂うんですが。)
¥1500
LEDキーホルダー LEDライト付き。電池交換も可能です! ¥2200
ポスター
カレンダーセット
ポストカードタイプのカレンダー(1枚で12ヶ月なんだけども)
とポスターのセット。ポスター中は確認できず。
¥1000
…全部買っても1万円でおつりが来ます(笑)
そう考えると某所のグッズって…(もごもご)や、考えない事にしようっと!(笑)

インタラクティブライブに向けて、1枚の紙が渡されました。→こちら(あまりにも文字数多いので別窓で開きます)

…何を言っているのか私にはさっぱりわかりません…

ちなみに、ネタバレ排除するつもりでいたのですが、何も考えずに公式掲示板を見てしまったときもさっぱり何がなんだかわかりませんでした(笑)
不安。不安だ!(笑)

と言う訳で客電が落ちる。
ステージにはスクリーン用の薄い幕。

鳴り響く地鳴りの音。
できる限りメモって見ました。不備だらけだけどまぁ、概要は伝わるでしょう(涙)
※正確では無いんであからさまな意味の誤謬以外の突っ込みはしないで下さい…

もっと詳細なレポは他行くと見つかるはずなのでご勘弁を。
手書きで文字情報メモってるんだよー!追いつかないんだよー!(涙)←逆切れするな
このときほどキーボードを持ち込みたいと思ったことはない。(音と光が果てしなくジャマ)
ペン持ったまま拍手したりノったりある意味異様な客。周囲の人が気が散ってたらごめんなさい。





「今のはなんだ?
 ここは何処だ?」



「ナノ重複だよ
 お前は間に合わなかった。」



「私は死んだのか?」


「死んでもいないし、生きてもいない。」
向こうから消えたんだ。
LIMBO-54というショーの途中でな。」



客はどうしてる?


「まだ気が付いていない。」


「戻らなきゃ。」


「言いにくい事だが、既に客もいない。」


「どういうことだ。」


「ナノ重複は起こり、あの星は楽園のように再生した。
しかし人類がいない。

ナノ重複後の世界に人を生じさせるには、
元いた人のうち誰一人として欠けてはいけない。

お前はナノ重複のときBLUE LIMBOにいなかった。

騙した訳では無い。試したのだ。

正気か?
せっかく楽園が再生したのに。

人類は責任を負えるのか?

だが、お前が望むなら、88分だけ時間を戻すが──
厄介な事になるぞ。
88分前には、生存の確率下に有るもう一人のオマエが存在する。」



「ヒラサワが3人になるのか?」


「私をオマエと一緒にするな。
便宜上、お前をヒラサワA、もう一人をヒラサワBと呼ぼう。
オマエがナノ重複を起こせば、生存の確率下ヘ移行し、AとBは統合する。

いいんだな?ここに観客と、可逆時計が現れる事になるんだぞ?
やるのか?やらないのか?」

















「やる。」














この一言がスクリーンに表示されるのがどんなにキュートかお判りになりますか皆さん。




ACTION! -歓声によって可逆時計を操作し、時間を戻せ。-
ここでみんなの歓声がホールを埋め尽くす。
いつも思うのですが、なんて叫べば良いんだろう。(笑)とりあえず、「ヒラサワー!」と叫んでみる事にする。
歓声によって22分ずつ時間が戻る。一瞬時間が進んだのは歓声が落ちたからでしょうか。
でも、ちゃんと成功。時間は逆戻りした。




ここで平沢登場。
リカンベント型自転車LIMBOに乗ってか見てから下手側へ…ってヲイ!面白すぎるんですがヲイ!!(爆笑)
広いステージの中央に平沢の操作する楽器類があり、その後ろにLIMBO用通路がちゃんとあるんですよ!!!
そこをキコキコキコ〜と自転車漕いで進みゆく平沢。キュートです。


今日のステージ。

1 キーボード ここに平沢が立ちます。隣に有る黒い四角はミキサー卓みたいなもの。
2 操作盤 白い点を押すと音が鳴ります。脇の円盤が動力らしい。
3 ギター 基本的に固定されているが外して弾く事もできる。
タルボというチューリップっぽい形のギター。
※平沢氏が使ってるのはタルボ型の”フォトン”というフェルナンデス製ギターみたいだ。
(↑ちゃんと調べろよ…)
4 LIMBO SCOPE これを操作して4つの"しるし"をDANCERたちが見つけることになる。
形は天体望遠鏡に似ている。檻のようなものの中に置いてある。
5 この上を平沢がLIMBOに乗って走る走る。



「狙撃手」が1曲目。ヒラサワAがギターをかき鳴らし熱演。アツイ人です。意外と。
「祖父なる風」の途中、扇を乗っけた建物のようなCGのが表示される。
その建物には、CGで描かれた平沢が立つ。
CGでかかれた平沢は、以下の事を曲中に語る。



「よく来たな。GREEN LIMBOの乗り心地はいかがかな。
私はルーク・サトワン・コンディアナ。
便宜上、『本物のヒラサワ』と読んでもらおうか。

ボワファイをこよなく愛する種族の一員であるお前に、
良い知らせと、悪い知らせがある。

オマエ達は、人を殺める為にボワファイを用い
そしてそこから利を得る者たちがいる。

強引な繁栄だな。

オマエの星から、既に108のサインズが失われた。
残るはあと108だ。

これが悪い知らせの一つだ。

失われた108つのサインズはLIMBOと呼ばれ
別々の星に保管され、
今も振動している。



ここで「CAMBODIAN LIMBO」へと曲がつながる。
カンボジアの寺院に炎の画像が重なる。
下と思うと青い光の中雪のようにきらめく光が振ってきてかなり綺麗。
ファルセットと地声の切り替えが凄く美しい。CDのまんまの、あの声がここでナマで再現されている事にものすごく感動。



ところで、オマエたちの星で使われた
もっとも悲惨な2つのボワファイを憶えているか?

もっとも悲惨な2つのボワファイは、星ぼしの位置を微妙にずらしてしまった。
その結果、失われた108のLIMBOと、
地球に残った108のサインズが干渉し
一人の人間像を結んだ。

これは悪い知らせの2つ目としておこう。

さて、その像は私のことだ。
それが良い知らせの1つ目。

私には216のサインズがある。
しかしオマエは108のサインズしかない。

さて、どちらが本物のヒラサワといえるかね?

オマエ達は、歴史のうんと早い時期に
あの大事なサインズを失った。
それは星に渡り、"LIMBO-54"と呼ばれるようになった。

その結果、不和、不均衡、
殺戮、略奪、狂気、無関心が蔓延し
サインズは108に減少した。

オマエの星はBLUE LIMBOとなった。
それは"辺獄の星"と呼ばれるさんざんな星だ。
108のLIMBOを呼び戻すには
ナノ重複を起こす事だ。

まずLIMBO-8、16、24を呼び寄せる”しるし”を探せ。
"しるし"を探せばLIMBO-54が来る。
LIMBO-54は他の全てを引き寄せるだろう。

そのときナノ重複は起こる。」



会場下手にある天体望遠鏡のようなものにスポットが当たる。


「これはLIMBO SCOPE。
宇宙に点在する"しるし"を探すためのもの。
私はこれをBLUE LIMBOに送っておいた。
これを操作するDANCER達も募っておいた。

後は追々教える。

さあ、このドアから行け。」



HOT POINT -どちらのドアへ行く?(L or R)-
歓声のメーターによって判断。
判定:L




「重複僧侶を探し、4つの共鳴台を手に入れろ。
それに"しるし"を載せるのだ。

さあ行け!」





「DANCERたちがインターネット上からLIMBO SCOPEを操作している。

見よ、これが我らのDANCERたちだ!


や、フォント弄りはしてませんけど。気持ち的にしたかった。DANCERさんたちホントにご苦労様だったし。
「Siren *セイレーン*」
で、DANCER登録した皆さんの名前がスクリーンに並びます。頑張れ、皆さん。
このメッセージも、DANCERの皆さんを、誇らしげに紹介するような気持ちが伝わって、なんだか嬉しい。

こういうの、胸が熱くなるよねぇ。
この人たちが、"しるし"を探すのですが、テスト参加した私はかなりのめんどくささに挫折した事があります。
今回のインタラクティブ、在宅オーディエンスであるDANCERの方の仕事は重大でありました。


「BLUE LIMBOがインドラの怒りに触れたぞ。
これ以上怒らせるな。
インドラのボワファイで滅びるぞ。」



「INDRA」(多分)インドラがどうこう言っていたので、多分これでは無いかと。
「剣風伝奇ベルセルク」がドリキャスのゲームになったとき、平沢が音楽担当をしていまして、
そのサントラの中に収録されているもの…だと思います。意外と、サントラの仕事をしている平沢である。
というわけで、全曲網羅するのは大変なんだよう。
この曲も、低音と高音が交互に現れる高貴な曲。


「ボワファイだ…急ぐんだ!
休まず働け!」




「庭師KING」ここでダンサーが一度爆発物に触れるらしく、平沢の両脇にある筒から煙が。っつーかこんなプレッシャーのある在宅オーディエンス嫌ァァァァァ(滝汗)だってほら、自宅でのんびりネットしながら参加しようと思ってたのに、絶対俺失敗するのに、その失敗が会場にこうやって…(恐怖)いや、さすがに誰がやったかとかわかんないけど。でも、それにしたって恐ろしすぎますDANCER。(この辺りから翌日参加の意思が芽生え始める)

そうそう、平沢のご衣裳。
ダブルのスーツ(グレー)にタートルネック(黒)スーツの襟元は前でクロスされてて、後ろで止められてる。交差の部分には輝く円盤が。(多分BLUE LIMBOの象徴なんでしょう。)
平沢右手にある赤い板のボタンを押しながらぐるんぐるん円盤をまわしています。動力なのかなーあれ。止まったらどうなるのかなー(ヨコシマ)



重複僧侶登場。




「重複僧侶から共鳴台を1つ入手しました。

DANCERの見つけたしるしを確認しています。



しるしを発見しました」

クリップ型のしるしが画面に表示される。



ACTION! -"しるし"を共鳴台にセットせよ-
発光体を客席でリレーし、画面のスクリーンに光の軌跡を描く。
光の軌跡をしるしから共鳴台まで繋げば、しるしは共鳴台にセットされる。
もちろん途中には地雷の障害物もある。言うなれば皆で電流イライラ棒にチャレンジというヤツ。




発光体が観客に手渡される。
光の軌跡と客席の位置の把握に手間取り、また、時間制限があるかのような脅迫もあるため、なかなか上手く行かない。頑張れ!頑張れ!
地雷に近い。危ない!危ないよ!志村後ろー!!(←違います)

…爆発物に触れてしまいました。
しるしセットならず。
一番辛いのは発光体を持っていた方でしょう。悪くない。あなたは悪くないよ!(涙)





ヒラサワBだ!







ACTION! -歓声でヒラサワBを止めよ。-
ヒラサワBを先に行かせると、"しるし"と共鳴台を取られてしまう恐れがある。
ヒラサワBは歓声でスピードが落ちます。
追い越さなくては!

結果:ヒラサワAがヒラサワBを追い越しました。





しかしコレ、大いなる引っ掛けだったのです。俺思いっきり歓声上げてた(汗)

共鳴台としるしを手に入れられなかった場合、ヒラサワBを先行させ、手伝ってもらう(ヒラサワBに共鳴台としるしのセットをやらせる)、という選択肢も有った様です。

この時点でしるしの発見、発光体の移動の重要性が重くのしかかる。
緊張してきました。
大阪は2日ともバッドエンドを迎えている。
アタシは今日しか会場にいない。
マズイ。頑張れ、頑張れみんな!
参加できる位置にいないのがもどかしい。できるのは、頑張れ!オーラを発する事のみ。

ここでスクリーンが一度上がり、「橋大工」「ツオルコフスキー・クレーターの無口な門」「TOWN-0 PHASE-5」へと。特に画像もなく、曲を堪能。

「TOWN-0」では、赤いライトが席を照らしていました。
イントロで足元に置いてたペットボトルを倒していた模様。
…ってゆーかその精密機器だらけの辺りで水はマズイんでは…(汗)

ヒラサワは中央のキーボードや赤いパネルやギターと大忙しです。

ピックをポロっと落とす平沢。慌ててるんでしょうか(笑)

ここでまたスクリーンが下りてくる。


「重複僧侶から共鳴台を1つ入手しました。

DANCERの見つけたしるしを確認しています。



しるしは発見されませんでした。
次へ進みます。」

HOT POINT -どちらのドアへ行く?(L or R)-
歓声のメーターによって判断。
判定:R



「気をつけろ。
プラネット・イーグルが接近している。

彼らは気高い名前とは裏腹に
おまえの星よりも先にBLUE LIMBOと化した星だ。

筋金入りだ。」



「我が心の鷲よ 月を奪うな(プラネット・イーグル) 」では赤と青のライトが照らす。とぼけたシンセの音が鳴り響く。「ヴァーチュアル・ラビット」からお気に入りの曲が流れたのでご機嫌。プラネット・イーグル=アメリカ と判断して良いだろうか。多分。「赤いマント青いタイツ干しに出かける」し。月世界のアポロの画像とか流れてるし。

スクリーンでは爆発が。


「プラネット・イーグルがボワファイを使った。
見ろ、あそこのエリアが火の海だ。」



「LOVE SONG」ではヒラサワが赤いパネルを操作して音を流しています。



スクリーンには無数のヒラサワの顔が。



た、タスケテ。。。。(笑いを堪える俺)
名曲なのですがなんつーか、このヒラサワーズ(笑)のためにイマイチはまりきれず。笑うとこ?笑うとこなの?(汗)


「重複僧侶から共鳴台を1つ入手しました。

DANCERの見つけたしるしを確認しています。



しるしを発見しました。」

というわけで、ヘビのようなしるしを発見。


ACTION! -"しるし"を共鳴台にセットせよ 2-
さっきの失敗を踏まえて、2度目のチャレンジ。
今度は安全ルートを辿ります。

結果:しるしはセットされました。




「帆船108」
のあと、また選択肢が現れます。




HOT POINT -T字路があります。どちらへ行く?(L or R)-
歓声のメーターによって判断。
判定:R





見慣れない銀の乗り物が一台、宙に浮かんでいます。




「梵クラフトだ!

急ぐならこれに乗ったらどうだ?」




「その手はくわない。
 煩悩のカタマリがそれに乗れば、無敵の気分になる。
 いい気になって、どこまでも行って帰れない
 おかげでナノ重複に間に合わなかった。

 だから、私は乗らない。」







「はっはっはっ!
ヒラサワBが梵クラフトに乗ったぞ!」




「BLUE LIMBO」
のギターでは、チョッパーのように弦を弾いてる。あの音はこうやって出すのか!(6弦とか5弦の太いやつを、つまんで弾いていた)と感心。
梵クラフトに乗ったヒラサワBはどこまでも飛んでいく。




「残された時間は少ない。
こうしている間にも
失われたサインズを必要とする出来事が
どんどんおまえの星を離れていく。」




スクリーンが半分だけ上がり「HALO」では、ステージ上手側の台に立ち、カメラに手をかざしている。どうやら、カメラの中央を遮ると音が鳴るらしい。
後半では客席にカメラを向ける。観客が手を上げると反応するカメラ。楽しそうだなぁ…。そして、「LIMBO-54」へと曲は続く。この曲中にも一度爆発アリ。



「お前たちが一番最初に失ったサインズ
LIMBO-54がどんなものか覚えているか?
それは、あらゆるバカげた事をバカげた事と
デタラメをデタラメと見抜くサインズだ。



「高貴な城」ヒラサワの声が鳴り響く。
ああ、この人が今ここで歌ってるんだ…ということに、むやみやたらと感動。




「さあ、先を急ごう!
このまま進めば間違いなく僧侶のいる場所に行ける。」



「重複僧侶から共鳴台を1つ入手しました。

DANCERの見つけたしるしを確認しています。



しるしは発見されませんでした。
次へ進みます。」





















「時は来た。
やるべき事はした。

条件は不備だった。

108のLIMBOは帰らない。」














「サトワン暦8869年」
ここで、バッドエンドである事が告げられた。

どんなに頑張っても、結果はシビアだ。

DANCERの皆さんに申し訳なく…(涙)
ここにいるより、在宅で頑張ってる人たちのほうが、よっぽど大変に違いない。

アタシ達、頑張ったよね?
お疲れ様。本当に有難う。





「DANCERの書に記された
壮絶な出来事が起こる。

大きなボワファイが数々の星ぼしへと届き、揺さぶり始める。

108のLIMBOの振動と、残り108のサインズが
宇宙の無数の場所で干渉し、

無数の本物のヒラサワが発生する。

私は生まれるたびにこう言って
失われた役割を果たせないLIMBOを慰める。

『これはLIMBO-01のため』
『これはLIMBO-02のため』…と

この宇宙にほんの隙間も無くなるまで繰り返される。
宇宙は窒息するのだ。

最後に聞きたいことは?




CGヒラサワは、青い箱を一つ、手に持っている。



「それはなんだ?」



箱の中から声がする。


「今のはなんだ?
 ここはどこだ?」



あの中で、可逆時計を動かしうるヒラサワが存在している。

しかし本物のヒラサワは、ニヤリ、と微笑みその箱を投げ捨てる。






空虚な月面のような世界。

とどろくボワファイの音。

一人、ヒラサワが生まれる。

『これはLIMBO-01のため…』

また一人、ヒラサワが生まれる。

『これはLIMBO-02のため…』

ヒラサワが生まれる。

『これはLIMBO-03のため…』

ヒラサワが生まれる

ヒラサワが生まれる

ヒラサワが生まれる









そして、スタッフロール。ここで一度終了のアナウンス。
当然といえば当然、誰も席を立たない。

…俺は死ぬほどトイレに行きたかったんで一度立たせていただきました(笑)
(もう途中から行きたくて行きたくてもう死ぬかと。)

10分ほどアンコール。長い。

客電が落ち、平沢登場。LIMBOにのってます。個人的には一番好きだ。この姿(笑)

平沢曰く。
アミーガを新調して事に望み大阪でも特に何事もなく進んだのに、
今日はマシントラブルが起こってしまった事。
裏で会議を行い、恒例「エンディングやり直し」をこれからします。との事。

一応種明かしとして『今日の良くないところ』を教えてくれたのですが

・しるしが4つ集まらなかった事
・共鳴台のセットに失敗した事

を上げていました。

そしてアンコール「ルペド(赤化)」
伸びのある高音部が心に沁みる。

このとき真剣に明日会場にいようかと考え始める。

DANCERとして自分は役に立ちそうにないこと
明日グッドエンドだったらきっとウチでのたうっているだろう事。

しかし金が無い(汗)

そしてスクリーンが降りて、エンディングがやり直し。


…さっきよりトラブっています…(汗)


エンディング終了後、再び平沢が登場。

「本日は、『概ね良し。』ということで、解散!」

と言う訳で会場を後にしました。
終了時間は21時30分近く。

2時間半の長丁場、スタッフの皆さん、観客、DANCERの皆さん、オツカレさまでした!
自分も参加しているし、同じファンの人たちが必死になってパソコンに向かっているし、
そのことだけで心が熱くなる良いライブショウでした。

バッドエンドなのは残念だったんだけども。

…そして、次の日の昼に再度会場へ向かう俺がいたのでした…(滝汗)