25.030628 日比谷公園野外大音楽堂
Mona Lisa OVERDRIVE -XANADU-(BUCK-TICK)

忘れるな 世界は輝いている。

01 ナカユビ
02 残骸
03 MONSTER
04 BUSTER
05 LIMBO
06 原罪
MC
07 BLACK CHERRY
08 Sid Vicious ON THE BEACH
09 GIRL
10 無知の涙
11 楽園
12 太陽ニ殺サレタ
13 idol
14 LongDistance Call
MC
15 極東より愛を込めて
16 愛ノ唄
17 Mona Lisa

EC01 幻想の花

ばくちくさんで初めての野外。
ツアーラストを飾る日比谷野音がとうとうやってまいりました。

入場前色んな方々とご挨拶が出来て喜び。
会場からはリハーサルらしき音が聞こえてきますが、きちんとした曲では流れてこない。
ネタバレ排除の方向かな。

がしかし。

いつまでたっても入場が始まりません(笑)

オマケにあっちゃんのボーカルが入り始めました(笑)

この時点で開場時間近く。

…えーと。

とりあえず長引きそうなので入場列には参加せず会話。
なんだかそれは隠しておいた方が良いんじゃないかと思う曲もちらほらリハーサル。
必死で自分を誤魔化す集団と化しつつノってしまう。

「ねえ、アタシ達って入ってイイんだよね?」

洒落になりません(笑)

結局開演時間になってようやく入場。この時点でかなり疲労が(笑)
うん、でもまぁ、日没開始にならなくて本当に良かったと(笑)

あっという間に皆様席につき(今日は早かったと思う)綺麗なアナウンスが流れ
例のSE(continue)が鳴り響き始める。

スモークのたかれる中を一人一人登場。

と言う訳でミナサマのご衣裳。

アニイ:白黒迷彩の上下。というか基本的に兄ってかっちりした衣服を着こなす事が多いので結構びっくりだ。あれは…うん。良い物見た(笑)
ユータ:兄とお揃い?な前半分が白黒迷彩の上着(裏は黒)ジャンパーみたいだったよ?肘から下にかけて黒くグラデーションになっていたので事務員の腕カバーのようでしたはい。
髪はメッシュの部分を前に垂らし、後は後ろに流して固めているもよう。つーか、兄弟ペアルック(というほどのものでもないが)ですかー(ぼそり)
ヒデ:袖の部分が布を重ねてほつれさせているような(?)黒の上着。下は良く履いているモモ見えカーゴパンツ。英彦の服はほつれとかそう言うワイルドっぽさを出しているのでしょうかね。上着の下は所々に黒いポイントのある白いTシャツ。網かかってた。男前。
今井君:黒ジャケット革パンツにくるぶし辺りまでの黒い布を巻いていました。頬に白いラインでB-Tはナシっぽい。
櫻井氏:くるぶしまである長い修道僧のようなジャケット。髪は背中の真ん中くらいまでのエクステ付。こういう櫻井氏ってものすごく好きだ。

「ナカユビ」〜「MONSTER」で、ちょっとセットリストにドキドキ。この順番好きだけどね(笑)なんか、NKの時も同じこと考えてたな。
「LIMBO」で客席が揺れる揺れる。この曲になるとつい英彦を見てしまうのは自分だけですか。

「BUCK-TICKです…
 日比谷へようこそ…SEXしよう…

 BLACK…BLACK…BLACK…CHERRY…」


と言う訳で英彦にスポットが。

ここで一旦あっちゃんがさりげなく下がり、今井君がハワイアン調のギターをかなではじめます。
え、え、もう、「Sid Vicious ON THE BEACH」

と言う訳で今日の今井君。
「飛んでいる天使」で野球拳のように手をひらひら。
「アフロディーテ」で顔の横で手を振るようにひらひら。

今回ギターをきちんと弾くほうに重点を置いているのか、振りはすくな目。
(がっつりビデオカメラ入ってるもんなぁ…)
マイクに肘をつくように腕を乗せる姿も素敵だ。つーか今日の今井カッコいいぃぃぃぃぃ。
あ、今日は指も舐めなかったし低めのガッツポーズも無かったよ。
ひたすらギター弾きながら歌っておりました。

途中でツバ吐いていたような気がしたのは気のせいですかー?(笑)
ダメですよぅ。

そしてあっちゃんが戻ってきて「GIRL」「無知の涙」のあと、あっちゃんが、「サービス!」と言っていたような気がするのは気のせいでしょうか?
あと、いつもはワイヤレスマイクなのが、今日はワイヤードだった所為か、長い衣装の裾に絡んでよく払っていたのを目にしました。
何だったかで間奏の時に引っ掛けて「ゴツッ」と音がしていた(笑)その辺りってちょっとムッとしていたように見えたのは気のせいかにゃー。

とにかく今日は櫻井氏がステキでした。やっぱ櫻井氏はひらひらした衣装が似合いますな…

「楽園」の後にちょっとSEが失敗してコーラス部分が流れていました。
「マシントラブルです。」と呟く俺は平沢ファン。<だって野音だし。

そして「太陽ニ殺サレタ」。こういうときのあっちゃんはやっぱり凄い。オレンジのライトの中、迫力。
ただ…今井君のソロ………………(遠い目)

ま、良いか。

そしてまたまたまたまた「idol」…さっきお腹一杯って話したばっかりなのに…(笑)
でも、ゆうたんが楽しそうに歌っていたからイイや。<そんな理由ですか

そして突然、あっちゃんが客席前に飛び込み。(ダイブではなく)
客席の方にまで身を乗り出して、もみくちゃにされてました。でも、その辺り、ノリノリの男子がいたので、嬉しかったんでしょうか(笑)
もちろんワタシはゆうたんを見ていてしばらく櫻井氏の所在に気づきませんでしたえへへ。

そして「Long Distance Call」。野音で聞きたいなーと思っていた曲だったので当たって嬉しい(笑)ただ、リハでやるのはどうかと(汗)
この曲のアニイのドラムが好き。なんか一発一発に重みがあって。そしてあっちゃんも、声が出てて、やっぱ野外だから、空の上に届くようにかな、とか、ぼんやり。

「今日はありがとう。
 今日は涼しくてよかったね。

 スタッフの人が頑張ってくれて…
 でも、ここは時間があるから、アンコールどれくらいできるか判らないけれど、
 愉しんでいって。」

というような事を優しく言って「極東より愛を込めて」。どうしても野音の特性上暴れられないので(もうちょっと俺の横幅が狭いと良いんだけどね(笑)
我慢していたのですがもう限界(笑)肩が痛くなるほど拳振り上げヘドバン。周りの皆様ごめんなさい(笑)

屋内と違って野外は完全な暗闇になることは無いので、ゆうたんがかなりクリアーに見えて幸せです。
(屋内だとライトの加減で極東のときは殆ど見えない)

発売当初はあんまり好きじゃなかったけど、今では極東ないと物足りなく思ってしまうかもしれない…


「愛ノ唄」では、空の一点に向けてステージ脇から数条のサーチライトが。
空を見上げると曇り空に反射して、まるで空から光が差している様で。野外ならではの仕掛けに感動。
光源は下なのは判ってはいるけど、それでも。
あ、そう言えば今日は誰とも絡みナシでした…あっちゃん独り立ちですか…(違)

ラストは「Mona Lisa」。「太陽ニ殺サレタ」と同じ日に聞けるのは幸せだ。

そしてメンバーがはけていく。
アニイがスティックとか水とか投げてましたが、かなり遠くまで飛んでました。凄いなぁ…


アンコール1回め。

ゆうたんがタオル肩にかけて登場。…あのタオルが大きく見えるのは何故…(他意はありません)
普通のサイズのタオルっぽい感じだったけど、実は結構大きいのかなぁ。

あっちゃんのMC。

コレで最後です。の言葉にもちろん会場から抗議の悲鳴が(笑)
「今までやったこと無い曲をやるから、勘弁してください。」
えー!の声にも、「帰ります(笑)」と優しく言うあっちゃんがステキでした。

というわけで「幻想の花」

「幻想の花よ歌ってくれ この世界は美しいと」

涙があふれて止まりませんでした。あっちゃんの声と、言葉と、音と、
なんか凄く丁寧に歌っている気がして。

「パンドラの箱」の中には、あらゆる災いがつめられていて
一人の娘がふとした好奇心で開けてしまい、世界には災厄が溢れ出した。
災厄が飛び出し空っぽになった箱の底には、小さい小さい「希望」が残っていたと。

そんな事を思い出しました。

絶望も苦痛も親しい友として傍らにはあるけれど
それでもやっぱり、世界は美しいと信じても良いんだろうか。
世界は自分を好んでも居ないだろうが、きっと嫌いでもないんでしょう。きっと。

そう思うとなんか涙が止まんなくってねぇ。

ずっと気になっていた事があって。
イベントもライブも無いわけじゃないけれど
次の作品に対する話が全く聞こえてこなくって
漠然とした不安がずっとあって

野音でそれが決定的になったらどうしようってずっと思っていて。
だからこそこの曲が聞けて嬉しくてしょうがなくて。
やっぱ表現を生業にする人は凄いなぁ、と素で感動しました

とても幸せな気分で素直に席を立ってしまいました。

今回はね、押しのことはもういいです。
前日が雨だった中、スタッフの苦労は想像以上でしょうから。

明日も晴れるといいですね。