43. 040911 横浜アリーナ(BUCK-TICK)
血にまみれた 愛だけがそこにある。
01 | 21st Century Boy |
02 | BUSTER |
03 | Kick 〜大地を蹴る男〜 |
04 | ASYLUM GARDEN |
05 | Madman Blues-ミナシ児ノ憂鬱- |
06 | 君のヴァニラ |
07 | キャンディ |
08 | 王国 Kingdom come-moon rise- |
09 | 幻想の花 |
10 | 極東より愛を込めて |
11 | 謝肉祭-カーニバル- |
12 | 無知の涙 |
13 | 楽園 |
14 | Mona Lisa |
15 | ノクターン -RAIN SONG- |
16 | JUPITER |
EC | 月世界 |
EC | BRAN-NEW LOVER |
EC | PHYSICAL NEUROSE |
EC | COSMOS |
とうとうきました!この日が!
ルウシイもあっちゃんもWWAもみんなみんな大好きだったけど、それでもやっぱり待ち望んだ復活の日。
朝からもう大騒ぎでテンションがなんだかものすごいことに。
珍しく今回友人の隣の席でしたので、いっぱいいっぱいでもなんだか気が紛れました。
でもどんどんどんどん緊張して行くのが判る。だって星野なんで9ヶ月振りだものねー!
相変わらずのばくちく時間でした。でももうみんなあっちゃんのせいだと思って(何
そういうことすらもなんかもう嬉しい。
前半分の照明が落ちて、そして全体が暗くなって、ステージを覆っていたカーテンから、人影が透けて見える。
うわあもう居る!もうヒデとか居るんだあの中に!
そう思うだけでなんだか胸がいっぱい。
そして始まった「21st Century Boy」。薄いカーテンがさっと取り除かれて(開いたんだか落ちたんだか判りませんなんででしょう)、5人の姿が。
遠い。
でも、そこに5人が居るって言うだけで嬉しい。
今回アニイを除くみんなはパンフレットとおんなじような格好。アニイは白いシャツ。背中の後ろが赤い布地になって、上の方に何か文字が書かれていたっぽいんだけど。下は赤いラインの入った黒いパンツ。
この日に「BUSTER」を聞くのはなんとも複雑な気分。BUCK-TICKにとっても記念の日だけど、やはりこの日はそういうイメージの曲でせめて来るのかな、と。
それでもkickやアサイラムなんかで聞き惚れる。何があっても唄うたいの櫻井はかわんねーや。と安心。
「Madman Blues-ミナシ児ノ憂鬱-」なんて物が飛び出してきて驚愕&感動。大好きなんだよねー。「俺の名は反動〜」のあたりって前(当時)も今井さん歌ってましたっけ?
↑本当に今井ファンだったのかね
「こんばんは。いっぱい楽しんでってください。」
そう言って始まった「君のヴァニラ」ではステージ後ろの壁面中央にスクリーンであっちゃんが大写し。
正面にあるカメラの前にアクリル板が譜面台のように立ててあって、そこにあっちゃんが口紅かマジックのようなもので唇を書いたり、落書きしたり。
最後の方にはぐっちゃぐっちゃに書き殴られたアクリル板を撫でつけるは顔を摺り寄せるわもうセクシー。(え?)
でもさいしょ、カメラに書いちゃったのかと思って一瞬あせりましたのことよ。(素人じゃあるまいしそんな事するわけないって!)
「幻想の花」では暗いステージの上で櫻井氏を見失う。うっとりと聞き惚れてたせいもありまして。
サビのあたりでようやっとゆーたさんのお立ち台の後ろあたりに上がってた。
階段とかないのにどうやって上がったんだろう?と思いつつ見ていたら、曲の終わりにゆっくりと台が下がってました。
背後のスクリーンにはバラの花のような映像が。
何度聞いてもこの曲は涙でます。ヒデとあっちゃんにありがとう。
そして背後にかかってたカーテンがすとんと落ちて、一面がスクリーンに。
「極東より愛を込めて」ではステージの前から、周囲のパイプから、炎が噴出しまくり。
WARPDAYのヒデ祭りを思いだしました。会場の温度が一気に上がる。
途中で今井ちゃんが熱さに耐えかねたのかゆうたの居るところへ避難。ゆうたと今井君二人並んでいるときなんだかゆうたが嬉しそうに見えたアリーナA列の俺。
王国やカーニバルが聞けたのも個人的には大変嬉しかった。モナツアーって極東の曲聞けなかったから余計かな。
戦争のイメージ的な映像をバックに「無知の涙」。「武器を捨てろ!」と絶叫するあっちゃんが印象的でした。
そして「楽園」。この2曲はやっぱりこの日を意識してのセレクションなんだろうな。好きだからいいけど。特に楽園のイントロの重いギターがすごく好きでさ。
「Mona Lisa」では背後のスクリーンに今井君の瞳だけとか、唇だけとか、別撮りの映像が。
こうして見ると今井君ってものすごく可愛い。絶叫するほどに。あっちゃんと今井君だけじゃなくヒデもゆうたもアニイもみんなみんなみんな。
ヒデも結構映ってたんだけど、ヒデの目ってホント猫みたいで。どきどきするわー。
ゆうたの目とアニイの目もそっくりだし。とにかくスクリーンに釘付け。
…でも、その前に本人いるんだけどさ(笑)
「ノクターン」でも後ろに雨のようなノイズと共にあっちゃんが映ったり。
「10年くらい前に、クライマス…クライマックストゥギャザーをやりました。
そのときのオープニングの曲を聴いて下さい。」
間違うなあっちゃん(笑)もうそんなのも可愛いよたまんない(笑)
そうして「JUPITER」。ヒデのギター好き。アニイのドラムも良く響いてて気持ちいい。あっちゃんの声が染み入ってきて、じーんとなる。
あっちゃんっていう唄うたいが好きだ。言葉も声の中に詰められたその中の感情も血を吐くような声も優しい声も
自分の中で理想の唄うたいってやっぱりあっちゃんなんだと思う。
そうしてメンバーが退場。
アンコールに応えて再登場。
ゆうたが出てきてすぐに連続投げキッス。ちゅっちゅしてましたよ。
(アニメ…作るのか?作んないとダメか?(笑)
ゆうたの投げキッスって、「みんなありがとう大好きー!」って声が一緒に聞こえてくるような気がするのは俺だけですかね。
ホントにそう思うほど満面の笑顔で振りまいてくれるの。まさに愛を振りまくアフロディテ。連れて帰らせろ。
始まったのは「月世界」。聞くの初めてだしイントロでなんだかわかんなかったし驚き。
「波に漂う 月の光 昏睡の中 月の光」をオクターブ上げて唄う。
綺麗な声だな、と素直に思う。
「どうもありがとう」とあっちゃんが呟くと始まったのは「BRAN-NEW LOVER」。英彦がAブロック側に来て飛び跳ねてる。カンワイイ。
結構近くまで来てくれて感動。なんなら階段上がってきてくれても良かったんですがー(笑)
「鼓動」で締めてメンバー退場。
二度目のアンコール。
メンバーは今回座席にならなかったDブロックの前(FかE)の上の入り口から登場。
スクリーンに映った映像で「どっから出て来たんだろう?」と思ったら、まあびっくり。
しかもみんなフェンスぎりぎりまで近づくもんだから、そりゃぁもう鮭の稚魚のように上り行く人々の波が。
皆さん怪我とかしてませんか?
俺はAブロで見てうらやましいと思いつつちょっとビビってました(笑)
「いろいろ活動ありましたら、また宜しく御願いします。…早いのやらせてもらいます」と来たのが「PHYSICAL NEUROSE」
後ろのスクリーンにメンバーが映る。ヒデが一生懸命コーラスしてるのもバッチリ。
ラストのヒデの声が小さくって寂しいんだけどでもやっぱりヒデのコーラスは大好きだー!
「…相談があります。
9/11ってことなんで…
今まで死んじゃった人に、1分間の黙祷を。」
そういって、黙って頭を下げる。
しーんとした会場。
目を閉じて居たから、どうなっていたかはよく判んないんだけど。
「今日は来てくれてありがとう。後1曲。」
ということで、「COSMOS」。
アンコール合間に「COSMOS来そうだね」なんて言って居た友人の読みがバッチリ当り。
この曲のピンクのライトが好きなんだよね。一番最後が多幸感の溢れるこの曲って言うのも大好き。
「愛だけがそこにある」をみんなで合唱。あんま上手く合わなかったけど、みんな自発的にやってる感じで良かった。
ヒデが最後にはける時に両手をあげて振ってくれたのが嬉しかった。
後ろのスクリーンには「全ての亡骸に花を 全ての命に歌を」とメッセージが。
あっちゃんの言葉かな。
とにかく5人で居るのを見られたことがとても幸せで
本当に幸せでした。
ライブ中に背景のスクリーンに映った画像でも、ヒデの後ろにゆうたが居たりとか、あっちゃんのすぐ脇にゆうたが居るはずなのになぜかスクリーンでは映ってなかったりとか(笑)
フロント3人がDブロックの花道へ移動してる間ゆうたはアニイの側に寄ってニコニコとベース弾いたりとか(見えるはずないんだけど、なんでかニコニコしてるって思っている俺)
とにかく5人なんだ、っていうのが嬉しい。
年末も決まったし、不安も取り除かれたって感じがする。
まだ、大丈夫だよね。
とにかく5人が居るのが嬉しい。
お帰り。愛しているよ。
個人的な意見として。
黙祷やセットリストに関しては諸意見あるみたいですが、俺は別にいいと思います。
憎むべきは大切な記念日や何気ない一日を変えてしまうテロリズムであり、それに憤る人々ではないのですから。
ヒラサワの言葉を引用させていただきます。
そこで私は、情緒的であろうとなかろうと、こみ上げる感情に素直になり、きっぱりと意思表示をしようと決めたのです。
そういうことなんだろうと、思います。