60. 050629 13th FLOOR WITH MOONSHINE(BUCK-TICK)
夏が行く 睫毛を震わせて行く

SE ENTER CLOWN
01 降臨 
02 Cabaret
03 異人の夜
04 MY FUNNY VALENTINE
05 ALIVE
SE CLOWN LOVES Senorita
06 Goblin
07 Tight Rope
08 謝肉祭-カーニバル-
09 キラメキの中で...
10 道化師A
SE LullabyII
11 Passion
12 DOLL
13 月蝕
14 seraphim
15 タナトス
16 夢魔-The Nightmare
   
EC1 ノクターン−Rain Song-
EC1 die
EC1 NATIONAL MEDIA BOYS
   
EC2 ROMANCE
EC2 DIABOLO
   
SE WHO'S CLOWN?

あっちゃん:リバーシブルロングコート&フレアパンツver.
今井さん:クラウン赤まいまい
ヒデ:黒ジャケット&ラメシャツ
ユータ:ストライプダブルジャケット&えんじシャツ
アニイ:黒ジャケット

18:45開演。
ブザーの後舞台中央にクラウンのかさがにょき、と突き出し開演。
ひでは好評だったのか今日も錦鯉ラメ彦でした。

降臨から始まりCabaretへ。あっちゃんが椅子に腰掛けるとミラーボールの光が降るように。NHKホールみたいな広いところでみると、壮観。
サビで今井君が前へ出て行き、間奏で中央へ一度しゃがみ込むように身体を低くし、大きく足をコンパスのように(笑)振り回して戻る。
追加の曲はあんまりもう変更無しかな?マイファニイの間奏で、今井君が1,2,3,4とぴたりと止まるのはもう恒例なんだけど、見る度カワイイなと思います。
ALIVEでひでひこが前に。結構早いうちから壇上に上って弾いている訳ですが、ゆうたさんと並んで本当にヒデは大きい。背が高いし幅もしっかりしてるしほんとーに、ひと回りおっきいよね。

「CLOWN LOVES Senorita」で冒頭のクラウン登場。だぶだぶのズボンの裾を広げてご挨拶。
見世物小屋の支配人櫻井敦司も「ようこそ」とご挨拶。「さあおいで」とクラウンがあっちゃんの前にひざまづく。

「さあ皆さんに夢を、素敵な夢を、もっと、もっと夢を。」
クラウンは紐に蛍光素材の球体とシフォンの付いたような物を振り回してる。ヨーヨーってワケでもない…何だろう。

英彦は自分の脇の椅子に深く腰掛け、今井君はそのクラウンの前を駆け抜けて行く。
あっちゃんがクラウンにナイフを差し出す。それを自分の手首に押し付けるクラウン。

「お前の血が見たいんだ。みんな血が大好きなんだ。そうだろう?」

まるで舞台のワンシーンのように声を響かせるあっちゃん。

そしてアニイのカウントから、「Goblin」間奏ではゆうたが中央に出てきてくれる。その脇で今井君がくるりと回りながら座りこむ。ひでもゆうたの側に寄って来るものの、後ずさって近づいたのでゆうたのネックにぶつかりそうになってました。
ゆうたさんは後ろを向くとそのまま階段を上がって戻って行く。

「Tight Rope」でロープが降りてきて、あっちゃんが階段に腰掛け、ロープの辺りを見上げる。ゆうたは音に合わせてゆらゆらと肩から身体をゆらしてる。曲のラストに一足先にドラムが終わって、膝に手を置いてるアニイがなんか可愛かったです(笑)

「謝肉祭」では黒のストールを頭から被り、白い仮面を顔の前にかざす。その仮面に口付けたりもしながら。
今井君がひそやかに中央へ、そして中央からこころもちヒデの方へ「仮面の夜のカーニバル」の辺りで、二人の右と左の腕の動きがシンクロするのがすごく好き。

「キラメキの中で...」での冒頭のギターソロはいつもより少し長めな感じ。こ最近ずっと白鳥の湖弾いてますね。あっちゃんが自分用スポットライトを明るくして、階段を照らす。客席やステージを明滅させながらライトを巡らせて、最後に自分の顔をしたから照らす。このときのゆうたって、だんだん弾き絞られてゆくテンションのそのままに、ぶんぶんと跳ねて頭を振る。
この曲のヒデと今井君は、さっと背中合わせになったかと思えば、同じタイミングでくるっと向かいあったり。ゆうたはライトの関係でシルエットしか見えないけど、すごく男らしいプレイを見せてくれる。
あっちゃんがライトをミラーボールに当たるように置いて、反射する光の線が美しい。ミラーボールって、回さなくても光当てるだけで綺麗だね。

「luluby U」で後半戦。黒装束のクラウンがまず現れ、蝋燭に火をつける。そして少し遅れてバレリーナも登場。ゆっくり中央へ進みながら、壇上のあっちゃんに一礼。その脇ではクラウンが2本の細い松明につけた火を咥えたり点けたり咥えたり。
ヒデは椅子の後ろで遠巻きにそれを見てました。さすがにヒデ側端の人は見えないんじゃなかろか。
そしてそのまま「Passion」のイントロへと流れる。あっちゃんがバレリーナの腰に手をまわし、ステージの中ほど、ソファの前くらいに出てくると、仰け反るバレリーナの胸に顔を埋める。
1日目と比べて、大分出ている時間は少なくなった…かな?
2Fにいる私の腹まで響くアニイのドラムが鳥肌の立つほど。


「月蝕」ではあっちゃんはワイングラスを手に、燭台を前において唄う。今井君があっちゃんの回りを廻るのはもう恒例。コーラスが始まりそうなとき、あっちゃんの目の前にいた今井君が慌ててくるくるいそいそとマイクの前までもどって行くのが可愛い。今井さんコーラスちゃんとする人。好き。
ラストのドラムでいっせいに蝋燭が消えて後、薄暗いライトがついて「seraphim」。このときのゆたさんは、今井さんの方に身体を横に向けて、肩をぐっと前に落として、上げて、ゆらりとしてる。今井君は胸の上までギターを持ち上げて弾いて、あっちゃんが右手にカラーをもって、サヨナラの手を振る。
最後で今井さんが、「パパパパパパパン♪」の音に合わせて足を左右にふらふらと振りながら後ろに下がる。振り子のよう。
タナトス〜夢魔の流れは追加で一番好きかも。ここら辺でまた血の騒ぐ曲が来るのが嬉しいんです。
そして皆が定位置に戻って、幕が降りる。

アンコール。
幕の向こうから音がして始まったのは、「ノクターン−Rain Song-」ゆうたが身体を大きく横揺れ。ゆうたは、そういうとこすごくカワイイと思うんだけど、それでもやっぱり自分の思い浮かべるゆたさんは38の顔をしています。マイエンジェル。いろんな曲で前後左右に頭を振ったり、それこそ肩につかんばかりの勢いで首を傾げているのをカワイイと言わずして何をかわいいのと言うのかと言うくらい素敵。)
それで時折見せる渋い表情も大好き。
「die」の明るいライトが綺麗。「夜は優しくて」「僕は突き抜ける」の白いライトが印象的。今回の舞台セットは、結構暗めの照明なんだけど、こうやって明るく照らされるのも全体が見えるしすごく綺麗。

さあて次は惡の華、と思ったら、暗くなった舞台の上であっちゃんが手を叩く。最初は少しゆっくり、それがだんだん早くなり、アニイのカウントで始まったのは「NATIONAL MEDIA BOYS」!今井君が間奏前に、舞台前の袖に隠れたと思ったら、ヒデ側の方へたたたたた!っと走っていく。ゆうたも降りてきて中央へ。今井君はヒデ側、ヒデは今井くん側。ひではゆうたの後ろを通って今井君のトコへ移動。ゆうたは前の人にピック渡して戻っていきました。いーいーな!
ラストは今回珍しくヒデがジャンプしてた。ひょっこひょっこと結構若かりし頃のように(何)激しく。
そしてゆうたさんは上手にピック、中央少し後ろにリストバンドほおり投げてました。そして去り際投げキッス。

アンコール明けはゆうたさんがペットボトル手に登場。アニイはドラムヘッド投げてました。…いつもより小さい気がするのは気のせいだよね。
ヒデはジャケットの前がぱっくりと開いていたのでラメのシャツがよっく光りよっく見える。

あっちゃんが小さくぺこり、として照明を落とすような仕草をする。「ロマーンス」と低くゆっくり呟いて、曲が始まる。
イントロでは今井君がアニイの段に腰掛けて弾いている。「黒いドレスで待っていて欲しい」の「待っていて欲しい」は今井君がコーラスするのだけど、コーラス前に足をひょん、と後ろに蹴り上げて、だん、と音がしそうなほどに下ろしてから「待っていて欲しい」って唄う今井君。間奏が始まると仮面を片手にバレリーナが登場。中央で華麗にダンス。今井君も負けてません。
「ああこんなに麗しい〜」の辺りであっちゃんがバレリーナの前にひざまづき手を伸ばす。触れそうで触れないこの距離が好き。


「今夜もどうもありがとう」とあっちゃんが言うとゆうたさんが手を振る。そしてメンバー紹介。アニイソロの時に座ってるゆたさんが柱で見えなーい。ヒデはピックをひとつつまんでから椅子に座る。あっちゃんはワインをラッパ呑み。ゆうたが紹介されて、ヒデが紹介されてた時に、ゆたさんも手を上げてた。あっちゃんの時は、あっちゃんの方に手を伸ばして、拍手を煽ってました。
ゆたさんって、皆のこと大好き、なんだよね。見てて楽しい。そしてクラウンとバレリーナの二人を紹介。

「さあ、夢をもう一度。フィナーレです。また逢いましょう!」と外連味たっぷりにあっちゃんが叫ぶと、「DIABOLO」が始まる。クラウンがハンカチーフでお手玉をしていると、脇からバレリーナがささっとそれを攫ってしまう。そんな事をしながらもあっちゃんはヒデの脇の椅子に腰掛けて唄う。ヒデはクラウンに向かい合って小首傾げてなんかむやみにカワイイったらありゃしない。バレリーナが踊る隣で今井君がステップを踏んでいる。やっぱり今井君はバレリーナにも負けない可憐さだよ!(こら)
バレリーナが本編でのバレエの動きと違って、サーカスの踊り子がフィナーレに現れるような、微笑と可愛さが素敵。
ROMANCEとか、Passionとか、接触する事にあんまり実は俺はイヤとか思わなくて。(Passionの曲の頭の方まで居るのはちと嫌だな、と俺も思う訳ですが)
あれは舞台で、それを作るための緊張感が溢れているので、俺はこう言うのはいいのかなあ、と思った。
(ヒデの場合はは本当に触りたいから触るとか言う素が出てそうでいやん(笑)
あっちゃんはあくまで歌唄いとして立ってる自分を忘れたりはしないだろうし、(まあ俺が多分にゆたファンだからと言うのもあるんでしょうが)そんなにいやだな、とは思わないで済んでるかな。

ラストはあっちゃんがバレリーナとクラウンの手を取りお辞儀。退場しながらヒデもバレリーナに手を伸ばしてた。(いけません(めっ)ゆうたはペットボトルを投げ、アニイは2F席にも届くようにスティックを放り投げると、スキップしながら退場。



残ったバレリーナは、ソファに腰掛け、背凭れに倒れ掛かる。其処へ上手から黒装束のクラウンが登場。たっぷりとした袖で顔を隠しながら、ゆっくりと中央の段へ上り、あっちゃんが据わっていた椅子に腰掛ける。そして顔を上げると、ライトがクラウン、バレリーナ、ヒデ側の空席になった椅子を照らしつつ、ゆっくり幕が落ちていく。


他に思った事をちらほら。
  ・小道具置き場に転がってる人形、もういいんじゃないかなあ…
  ・ゆうたさんが物凄いシルエットクイズッぷりで素敵とかかわいいとか言っちゃう訳ですが多分アイメイクはこそうだな、と推測。
  ・追加になってからあっちゃんのMCが富に芝居がかったものになってて、朗々と御話になられたりするものだから、一層見世物小屋に深く没頭できる。愛と平和語られるよりよっぽどしっくり来るのはサガですかねえ…